レシピ集

NuAppのプラットフォーム上でアプリを作成する「アプリ管理」では一見シンプルな設定画面から実に様々なアプリの機能を作り出すことができます。

アプリ管理のドキュメントを全て見れば、大体の使い方は分かるかもしれませんが、多くの管理者の方は、実現したい機能の作り方を今すぐ知りたいと思うのではないでしょうか。

このチャプターでは、一ページごとに、「やりたい事」に対する「作り方=レシピ」が紹介されていますので、作り方を見ながらあなたの組織向けにアレンジして、要望に応じた機能をすばやく作成することにお役立て頂けます。

目次

データをインポートする

データのインポートは、マスターデータの初期登録だけでなく、過去のトランザクションデータの取り込みや、日々のシステム間連携等、様々な場面で必要とされる機能です。

NuAppのインポート機能は、プレビュー後にインポートできるなど、非常にユーザーフレンドリーで強力な機能となっており、一般のユーザーにも利用頂くことを想定しています。

それゆえ、インポートは固定の管理者機能ではなく、作成するアプリの一機能として、追加する形を取ります。

前提条件

対象のモデルが既に作成されている

作り方

  1. インポート機能を設置したいアプリの設定画面を開く
    ※ 例えば、ある程度の権限を持つユーザーだけにアクセスさせる「マスタメンテ」アプリを作って、そこに配置する、といったことが考えられます。
  2. 対象のモデルが利用するモデルになければ追加
  3. Web向けメニューの任意の位置にコンポーネントを追加し、「インポート」を選択
  4. 対象のモデルを選択

以上で、機能の設定自体は完了です。

実際のアプリから当機能にアクセスすると、CSVファイルの作り方やサンプルのダウンロード、インポート方法について細かく記載されていますので、そちらを御覧ください。

データ項目の内容を自動的に入力したい

データを一箇所入力すると、関連する入力フォームが全て自動補完される。このような動作はどのように実現するのでしょうか。
自動補完を使うと、参照型項目の参照先の項目や、座標データから住所を持ってきて、他の項目に自動セットさせることができます。

前提条件

参照型項目から値を取得したい場合は、参照先のモデルの設定を作成しておく

作り方

  1. 対象のモデルの設定画面の「データ」設定を開いておく
  2. 参照先の項目は、仕様に応じて参照型か地図型(座標)を設定する
  3. 自動補完させる項目のオプション設定>「自動補完」で参照先の項目を選択
  4. 上記設定の下に、「補完項目」の選択肢が表示されるので、補完したい項目を選ぶ

また、計算型も自動的に入力を行うという点では、類似していますが、詳しくは計算型のページをご覧下さい。計算型では、①数値同士を演算して、金額を出したり、税込み価格等を算出する ②明細型から合計金額を集計するといった際に利用します。

担当者を自動設定する

顧客の担当者等、データにはその事象に対する担当者を割り当てることが多々あるかと思います。
NuAppでは、プロセス上でタスクに対して「担当」を割り当てて、タスクの編集権限や、タスクリストへの表示を制御することができます。また、より簡易な方法として、データ項目にユーザー型を持たせて、この項目を使ったリストの抽出を行う方法もあります。
いずれにしても、ログインユーザーに自動的に担当を割り当てたいというニーズが出てくるかと思いますので、その方法を解説します。

作り方 – ユーザー型項目で管理する場合

  1. 対象のモデルの設定画面を開く
  2. 「プロセス」設定を選択
  3. 初期登録タスクの後に、「データ操作」のノードを追加
  4. データ操作の設定を開く
  5. 更新先タイプ、更新元タイプは初期値のままで結構です
  6. 「追加」をクリックして操作のオペレーションを追加する
  7. 変更元の項目「所有者」、反映先の項目に当該ユーザー項目を選択する

※ユーザー自身で設定できないようにタスクで、当該ユーザー型を未使用や読み取りにしておいたほうが良いです。

作り方 – プロセスの担当で管理する場合

  1. 対象のモデルの設定画面を開く
  2. 「プロセス」設定を選択
  3. 担当をクリック
  4. 設定ルールを「アサインされたユーザーがタスクを担当」にする
  5. 初期値を「ログインユーザー」にする

※この場合は、最初に登録したユーザー以外は基本的に編集できなくなります。

他のユーザーにも編集させたいときは、別の担当と、別のタスクを追加して、そちらにもプロセスを流すような設定が必要です。

項目の必須や任意、非表示等を設定する

データ項目の必須や任意、非表示等の設定方法を解説します。

こうした設定は、タスク毎に行います。例えば、ワークフローで申請者と承認者では、編集できる項目に違いがあるはずですが、そのようにモデルを取り扱う場面に応じて、必須や任意を設定する、という考え方です。

作り方1

  1. 対象のモデルの設定画面を開く
  2. 「プロセス」設定を選択
  3. 任意のタスクの設定画面を開く
  4. 「編集権限」タブで、各項目について「必須」「任意」「読み取りのみ」「未使用」「非表示」から権限を選びます。

※「未使用」は表示せず登録を行わない

※「非表示」は表示しないが登録は行う。例えば、初期値を登録させたい場合や、自動補完される値を登録した場合等に使います。

表示設定について、一点注意が必要です。これは、あくまでもタスクを開いた入力フォームでの設定です。リストや閲覧画面での表示には何ら関わりがありません。

それらリストや閲覧画面から非表示にしたい場合は以下の手順で行います。

作り方2

  1. 対象のモデルの設定画面を開く
  2. 「データ」設定で該当の項目のオプション設定>「閲覧可能か」を閲覧不可にする
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